Q-1 伝染性軟属腫はどのような病気ですか?

 12歳以下の子供、特に幼稚園児に多く見られる水いぼと同じウイルス(伝染性軟属腫ウイルス)で起ります。通常は子供の病気ですが、大人では性行為を通じて外陰部やその周辺にできる場合があり、「性器伝染性軟属腫」とも言われています。

 潜伏期間は、2~7週間で、接触感染にて、外陰部、恥丘部、肛門周囲、大腿内側などに、特徴的な水いぼが多発します。

Q-2 どのように感染するのですか?

 接触感染で伝播します。直接患部に触れてなくても、タオルや衣服などを介したり、患部を触った手で触れたものを介して感染します。

 タオルは別のものを使用し、感染を防ぐためにスキンシップは控えましょう。衣類などは熱湯消毒がよいでしょう。

Q-3 いぼはどのような形をしていますか?

 大豆大まではいかない程度のいぼで、中心に凹みのあるドーム状、表面は滑らかで、ろうの様な光沢があり、ピンセットでつまむと乳白色のどろっとした内容物が出てくることが特徴的です。この白い内容物の中にウイルスが存在します。

Q-4 治療法について教えて下さい

 ピンセットで一つ一つ摘んで取ります。
 大きな場合はレーザーによる蒸散あるいは液体窒素による凍結療法などを行います。